第12回環監未来塾私塾「災害と新型コロナウイルス、感染症まん延下の避難生活対策~冬期の発災を踏まえて~」を開催しました
質問
風邪、インフルエンザ予防で、
寒さを考えて換気をしようとするとき、
二酸化炭素濃度は
○○○○ppmが目安になるでしょうか。
回答
エビデンスはないのですが、3000ppm以下に抑えたい
というのが私たちの経験則です。
(開放型ストーブ等)暖房を回さなくても、
多くの人の呼気で3000ppmまでいくことがあります。
2022(令和4)年1月中旬、午後7時から、
オンラインで第12回環監未来塾私塾
「災害と新型コロナウイルス、
感染症まん延下の避難生活対策
~冬期の発災を踏まえて~」を開催しました。
講師は、日本赤十字北海道看護大学教授、
避難所・避難生活学会理事の
根本昌宏先生です。
参加者は、
全国の保健所・環境衛生監視員のみなさん
15人でした。
根本先生から、
研究テーマの厳冬期の避難所演習など
ご経験をもとにした、
論理的なご説明、現場の解説など、
わかりやすいお話をお伺いできました。
質問がいくつかありました。
質問1
避難所で、二酸化炭素濃度を測定しながら、換気をする方法があります。
建築物衛生法:1000ppm以下
学校環境衛生基準:1500ppm以下
風邪、インフルエンザ予防で、
寒さを考えて換気をしようとするとき、
どこまで許容ができるでしょうか。
○○○○ppmが目安になるでしょうか。
回答
エビデンスはないのですが、3000ppm以下に抑えたい
というのが私たちの経験則です。
(開放型ストーブ等)暖房を回さなくても、
多くの人の呼気で3000ppmまでいくことがあります。
質問2
室内で使用するラップ式のトイレですが、
排泄物の回収と減容化はどのようになっておりますでしょうか?
また、臭いの問題はいかがでしょうか?
回答
ラップ式トイレは充電で動くことができ、
停電のときにも使うことができます。
自動的に袋の口が縛られて、
トイレの下に落下するしくみです。
これを集めて保管、回収することになります。
1/3まで減容化できるものがあります。
臭いの問題は、防臭袋の使用で
かなり解消することができます。