第10回環監未来塾私塾「公衆浴場等のレジオネラ症対策、現場のチェックポイント2」を開催しました

質問
電極式水位計の電極③の役割は、何ですか。

回答
浴槽の水位を一定に保つセンサーの
電極式水位計は、3本の電極棒があります。
短い棒から長い棒まで、
長さの違う3本です。
短いほうから、①、②、③とします。
①は、浴槽の最高水位の場所です。
②は、水位が下がって、
湯を補給する場所です。
③は、浴槽下部の位置にあり、
常に湯に浸かる場所です。
湯に浸かる③は、
①、②との通電の役割があります。

2021年11月下旬、午後7時から、
オンラインで第10回環監未来塾私塾
「公衆浴場等のレジオネラ症対策、
現場のチェックポイント2」を開催しました。

講師は、株式会社ヘルスビューティーの藤井明先生です。

参加者は、
全国の保健所・環境衛生監視員のみなさん
15人でした。

藤井先生から、
現場の豊富なご経験をもとにした、
論理的なご説明、現場の数多い写真の解説など、
わかりやすいお話をお伺いできました。

今回、私が印象にのこった話は、
浴槽のとなりに設けられた
オーバーフロー回収槽の構造、
浴槽の水位を保つ水位計の仕組み、
浴槽どうしをつなぐ連通管の清掃方法です。

質疑応答の一部をご紹介します。
藤井先生からのご回答です。

質問1
圧力センサー水位計は普及していないのでしょうか。

回答
新設の施設では、
圧力センサー水位計が導入されている
ところがあります。
理論的には、定期的な清掃・消毒が必要な
電極式水位計より、
レジオネラ属菌発生のリスクが小さい
圧力センサー式水位計の利点は大きいと思います。

質問2
浴槽の隣のオーバーフロー回収槽を
見たことがありません。
いつから、このタイプが出てきたのでしょうか。

回答
10年くらい前からでしょうか。
最近、現場で見る機会が多くあります。
オーバーフローの湯の回収槽というより、
浴槽のとなりの小さな浴槽に
見えるかもしれません。

質問3
電極式水位計の電極③の役割は、何ですか。

回答
浴槽の水位を一定に保つセンサーの
電極式水位計は、3本の電極棒があります。
短い棒から長い棒まで、
長さの違う3本です。
短いほうから、①、②、③とします。
①は、浴槽の最高水位の場所です。
②は、水位が下がって、
湯を補給する場所です。
③は、浴槽下部の位置にあり、
常に湯に浸かる場所です。
湯に浸かる③は、
①、②との通電の役割があります。

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