理髪店・美容室のための新型コロナウイルス感染対策
・利用客ひとりの作業が終わったら対面換気
・よどんだ場所に空気清浄機
2021(令和3)年9月下旬、東京都内の理髪店で、新型コロナウイルスの感染対策をアドバイスしました。
理髪店では、利用客ひとりあたり、1時間から2時間の作業時間のところがあります。
扉や窓を閉めているとき、人の呼気に含まれる二酸化炭素により、室内の二酸化炭素濃度が時間とともに高くなります。
二酸化炭素濃度は、建築物衛生法の空気環境基準の1,000ppm以下がひとつの目安です。
利用客ひとりの作業が終わったときに、対面の二方向の窓や扉を数分間以上開けて、空気を入れ換えましょう。換気扇と窓開けを組み合わせても換気ができます。
店内の構造上、隅の部分で空気がよどむ場所があるかもしれません。
空気がよどむ場所には、空気清浄機を置くと、飛沫感染対策につながります。
市販される空気清浄機は、静電式で高性能のHEPAフィルターと同程度の能力を有しているといわれるものが多くあります。