環監・保健師のための防災【入門】命をつなぐ防災スポット
【私の視点】
防災スポットは命をつなぐ場所とも言えます。
熊本地震では、余震による家屋の倒壊を心配して、車中避難や敷地内避難など屋外での生活の場面がありました。
防災スポットは心強い存在に感じました。
2022(令和4)年7月下旬、都内の自治体で開催された避難所エキスパート講座(運営:一般社団法人地域防災支援協会)のグループファシリテーターをつとめました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響があり、講義と個人ワークで実施されました。
参加者は、自主防災組織の関係者24人です。
その日、会場へ向かう途中、小さな公園の「防災スポット」を見つけました。
大きさは、テニスコートの4分の1くらいです。
説明板には、こう書かれています。
「災害時の初期消火や救助活動のための空間です。日ごろは地域の交流や憩いの場としてご利用ください」
ここには、災害時に役立つものがそろっています。
まず、マンホールトイレの設置場所が4カ所あります。
下水道につながっている直径約30cmのマンホールが4つあり、災害時にはマンホールの上に仮設のトイレを組み立てるのです。
手押しポンプの防災井戸が中央にありました。
設置された二つのベンチの下には、金属製の覆いがされています。
座る部分を外すと、かまどとして利用ができます。
また、街灯は太陽光発電になっていて、日照があれば停電時にも照明を使えます。
【私の視点】
防災スポットは命をつなぐ場所とも言えます。
熊本地震では、余震による家屋の倒壊を心配して、車中避難や敷地内避難など屋外での生活の場面がありました。
防災スポットは心強い存在に感じました。