防災オンライン講演会「津波のような洪水、内陸部に住む私たちの危険」(主催:盛岡市・もりおか女性センター)に参加しました
水害時に命を失わないヒントがありました。
浮いて救助を待つ。
救命胴衣が命を守る。
身近な物で、前に抱えたリュックサックが浮力と
なって、命を守った映像シーンが印象に残りました。
2022(令和4)3月中旬、防災オンライン講演会「津波のような洪水、内陸部に住む私たちの危険」(主催:盛岡市・もりおか女性センター)に参加しました。
会場参加とオンライン参加と合わせて、約50人が
参加しました。
講師は、斎藤秀俊氏です。
一般社団法人水難学会会長
国立大学法人長岡技術科学大学大学院教授
◎講演の内容は、次のとおりです。
①津波のような洪水
・家が閉めきりだと、浸水時に家が水に浮く可能性。
・家が傾くと、倒壊する恐れがある。
2階避難は、けっして安全ではない。
②河川洪水
・ハザードマップ
「ここまで水位がくる可能性がある」ではなく
「ここまでは、洪水を受け入れます」
流域全体で洪水を分担していきましょうという意味。
③鬼怒川氾濫2015年9月映像から
・リュックサックを抱えて、溺れずに助かった人がいる。
※呼吸ができれば、死ぬものではない。
④全員が生還する水害を目指す
・救命胴衣があれば、助けられる。
斎藤先生の出演テレビで、リュックサックで浮く方法が
紹介されていました。
◎まとめ、内陸部に住む私たちの危険
①洪水想定では早期避難
②呼吸ができれば、死ぬものではない。
ライフジャケット、緊急浮き具
③共助:要救助者が浮いていれば、
訓練すればライフジャケットとロープで
助けられる命がある。
④公助が来るまで呼吸を確保して、
浮いて待つ。
◎質疑応答
・ヘルメットは浮きますか。
浮くようになっている。
つけたほうがいい。フルヘルメットは避ける。
・くつは浮きますか。
浮く。黒の作業用の長靴は避ける。
革靴も浮く。
・リュックサックが浮くための素材は。
中にビニール袋(服入り)があれば
素材は何でもいい。
・時間がないときは。
救命胴衣をかかえる。
◎感想
水害時に命を失わないヒントがありました。
浮いて救助を待つ。
救命胴衣が命を守る。
身近な物で、前に抱えたリュックサックが浮力と
なって、命を守った映像シーンが印象に残りました。