交通機関利用者のための新型コロナウイルスの役立つ情報(第11回環監未来塾私塾の報告その1)
・マスク着用、会話をしないのが基本的な対策です。
・地下鉄の窓開けは、トンネルで車内との圧力差が
大きくなって、換気が促進されます。
2021(令和3)12月中旬、第11回環監未来塾私塾「新型コロナウイルス感染対策を考える、公共空間の感染リスクと対策」をオンラインで開催しました。
講師は、国立産業科学研究所の篠原直秀氏です。
全国の保健所・環境衛生監視員のみなさん20人が参加しました。
私の興味を引いたのは、鉄道車内の窓開け換気の話です。
◎鉄道車内の窓開け
2カ所の窓開けで、
・窓開け面積に比例して、換気回数が増加。
・対角2カ所を開けると効果的。
・走行時の速度に依存して換気回数が増加。
◎地下区間の換気回数 > 地上区間の換気回数
地下鉄の窓開けは、トンネルで車内との圧力差が
大きくなって、換気が促進されます。
ウイルスを出すには、いい空間になります。
ただ、地下鉄トンネルは、車輪とレールの摩擦で、
粒子(鉄粉)の濃度が高い傾向があります。
◎地下鉄車内の飛沫核(5μm未満)の感染リスク推定
窓開けと空調の稼働により、窓閉めと比べて感染リスクが91~94%以上低減すると推定されています。
◎マスク着用、会話をしないのが基本的な対策です。