環監・保健師のための防災【入門】避難所アセスメントとEMIS入力

【環監の視点】
・EMIS入力で、毎日の避難所アセスメントを共有化できるので、情報を得て、避難所衛生対策活動に生かすことができる。
・EMIS入力について、環監を含めて保健所職員が平常時に慣れておくことが大切である。

避難所の様子

2022(令和4)年4月下旬の夜、第14回環監未来塾私塾の講演会「災害時の避難所の衛生、災害保健医療について~災害医療から見た避難所アセスメントとEMIS入力~」をオンライン開催しました。

講師は、岩手医科大学医学部の藤原弘之氏です。
救急・災害医学分野を専門にされています。

全国の保健所・環境衛生監視員、栄養士など14名のかたが参加しました。

今回のメインテーマの一つが、EMIS(広域災害救急医療情報システム)です。

EMISを通して、自治体、保健所、消防、医師会、病院などが、災害時の医療機関、避難所等の情報を共有することができます。

ネットの検索エンジンで「EMIS」と入力して調べると、オレンジ色を基調にしたEMISのトップページが現れます。

今回は、研修用として関係者ログインから入り、「避難所・救護所」タグの「避難所状況入力」画面へ行きました。

次に、設定された個々の避難所の入力シートへ移ります。

入力項目の全項目タグを選択すると、避難所の概況を入力する画面となります。

項目は、主に次のとおりです。

避難者数、施設の広さ、スペース密度(密度の目安は1人あたり3.5m2(2畳))、ライフラインの状況、土足禁止等の生活環境の衛生面の状況、感染症の発生状況、全体の健康状態、アセスメント、課題などです。

赤い(※)印がつく、避難者数、施設の広さ、スペース密度などは入力必須項目です。

EMISが毎日記録されることで、変化に気がつきます。

藤原先生の資料から、一例で挙げられた避難者数の推移のグラフを見ると、日数の経過とともに昼に在室する避難者数が減る傾向にあることがわかります。

今回、体験入力を短時間やってみて、入力項目が多いことに気がつきました。

一度の入力体験だけでは、本番でスムーズにできるのは難しいでしょう。

平常時に、定期的に何回もトレーニングをして、慣れておくことが大切だと感じました。