震災・災害シンポジウム2021にオンライン参加しました
・車中泊の注意点は、排ガス中の一酸化炭素による中毒です。
2021(令和3)年12月上旬、
震災・災害シンポジウム2021
(運営事務局:エコノミークラス症候群予防・検診支援会)に
オンライン参加しました。
参加者は120人でした。
私が興味をもったのは、災害時の車中泊の話です。
日本赤十字北海道看護大学看護薬理領域教授の
根本昌宏氏から、
「厳冬期の車中泊における注意点」が報告されました。
排ガス中の一酸化炭素による中毒は、要注意です。
普通車より軽自動車からの排出濃度が高いことを、
はじめて知りました。
車庫のような屋内や、まわりを囲まれた場所で、
エンジンをかけ続けるのは、命の危険があります。
私は、2020(令和2)年1月に、
北見市にある日本赤十字北海道看護大学で
実施された厳冬期避難所演習に参加しました。
演習のとき、マイナス10℃近くになった夜の屋外で、
エンジンを切った車のなかで
3時間を過ごす車中体験をしました。
4人が座る車内の温度は、
2.7℃まで下がりました。
人の息や、体から出る水蒸気で、窓の内側が結露して、
凍結し、窓が真っ白になりました。
寝袋のなかにいても、足元が冷えてきます。
冬山登山用の靴下を身につけ、
足先用の使い捨てカイロを貼っていても、
足先が十分に温まりません。
足の冷たさや体の冷えは、
最後まで解消できませんでした。
最後まで、車内にいることができたのは、
同乗者4人の会話のおかげでした。
冗談を交えながら話をしていると、
体温の上昇とともに気持ちがほぐれました。
仲間の精神的な支えが大きかったと思います。