防災の力をつける、災害医療研修(岩手医科大学)報告その2
避難所の体育館のレイアウト、二つの案が出ました。
ア 地区ごとに配置する。
イ 3ブロックに分け
高齢者・障がい者等(トイレに近い場所)
一般者
小学生以下の子ども世帯(一番奥)
2022(令和4)年1月上旬、岩手医科大学の
災害時地域医療支援教育センター3階研修室で
おこなれた災害医療研修会に出席しました。
医療・行政関係者7人が参加しました。
研修会は、約半年間、計6日で、
オンラインでの講義、実習と
まとめとして、大学研修室で実習が
2日間、実施されました。
前回に引き続き、
まとめの実習の内容と、
体験の感想をご紹介します。
⑤実習「避難所運営(HUG)」
3人グループになり、
避難所運営ゲームを体験しました。
大地震発生1時間後を想定して、
避難者の年齢、性別、国籍や
それぞれが抱える事情が書かれた
カードを、避難所に見立てた平面図に
どれだけ適切に配置できるか。
また、避難所で起こる様々な出来事に
どう対応していくかを模擬体験する
シミュレーションです。
「海溝さん、お子さん2人の3人家族。
テントを持参したので、校庭に張りたい。
どこに張ればよいか」
コロナ禍で起こりうる状況です。
一家族の希望通りにすると、他の家族の希望に
すべて対応しなくてはならなくなるのか。
雨が降ったとき、大丈夫なのか。
時間がないこともあり、迷って
テントを認めました。
判断がよかったのか、わかりません。
「ペットの犬を連れてきました」
校庭にテントを張り、
飼い主が持参したケージに入れて、
ペットスペースにするとしました。
講師から
「ネコを連れてきたら、どうしますか」
「小鳥を連れてきたら、どうしますか」
と聞かれ、
判断に困りました。
人の避難を優先するとしたら、
体育館や校舎内に同伴するのは、
難しいと感じました。
日常時に、ペット保護のために
ボランティア団体や獣医師会などを
含めた仕組みづくりが必要だと感じました。
体育館のレイアウトは、
ア 地区ごとに配置する。
イ 3ブロックに分け
高齢者・障がい者等(トイレに近い場所)
一般者
小学生以下の子ども世帯(一番奥)
の二つの意見が出て、
どちらもメリットがあるなかで、
私の班は、「イ」を選びました。