環監のためのコミュニケーション・スキル【入門】行動変容を起こすために
【私の視点】
1 相手との距離を近づけて信頼関係をつくるコミュニケーション
2 事実を把握するコミュニケーション
3 相手が自ら気づくコミュニケーション
現場の監視指導で、相手に改善のための行動変容を起こしてほしいと思う環監の皆様を、応援しています
効果的な助言・指導のためのコミュニケーション・スキルをお伝えしたいと思っています
2022(令和4)年7月中旬、レジオネラ症対策講座/基礎初級編(半日、講義とワークショップ)をオンライン開催しました。
受講者の皆様は5人でした。
受講者のおひとりから、途中、質問がありました。
「レジオネラ症対策で現場で指導しても、話をよく聞いてくれない人がいます。どのようにしたら、いいのでしょうか」
難問ですね。魔法のような解決法はないと思います。
行動変容には、自らの気づきが必要だからです。
私は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する私たちの行動変容がどうして起きたのかを考えました。
当初、3密を避けることが繰り返し言われました。
マスクの着用、手洗い、手指消毒の徹底も重要と言われました。
そうした行動をするようになったのは、なぜでしょうか。
考えてみましょう。
コロナ感染の怖ろしさ、重症化して死亡する可能性を1人ひとりが考えたからではないでしょうか。
「防御しなければ、自分も感染してしまう」
コロナ感染を、自分ごととして捉え、考え、感染予防のためにマスクを着用したり、手洗い・手指消毒したりすることが大切だと自ら気づいたから、行動変容ができたのではないかと思いました。
同じことが、環監の現場で、施設への助言・指導の場面でも言えるのではないでしょうか。
相手の営業者や従業員など施設側が、問題点を自ら気づくことがなければ改善のための行動変容は起きないでしょう。
環監が改善点を伝えたとしても、1年後に訪れても何も変わっていない現場を見ることになります。
問題点を自分ごととして捉え、改善のために行動したほうがいいと自ら気づいてもらえるような、コミュニケーション・スキルが必要だと思います。
【私の視点】
1 相手との距離を近づけて信頼関係をつくるコミュニケーション
2 事実を把握するコミュニケーション
3 相手が自ら気づくコミュニケーション
現場の監視指導で、相手に改善のための行動変容を起こしてほしいと思う環監の皆様を、応援しています
効果的な助言・指導のためのコミュニケーション・スキルをお伝えしたいと思っています