都内A大学看護学部で、講義(オンライン・ワークショップ)3コマを担当しました

・水道水は腐る。雨水は腐らない。

・レジオネラ肺炎にならないために、定期的にシャワーヘッドとホースを交換する。

・水害後の在宅避難に備えて、2階に備蓄品を置く。

雨水をためた水槽で泳ぐメダカたち

2021(令和3)年9月下旬、10月上旬に、都内A大学看護学部で、健康環境論・講義(オンライン・ワークショップ)3コマを担当しました。

「水道水と雨水から考える水の循環と健康」

「レジオネラ症から考える生活環境と健康」

「災害時の避難生活の衛生・感染症対策から考える生活環境と健康」

約60人の学生のみなさんに、体験型・参加型のオンライン・ワークショップで自主的、協働的に学んでもらいました。

学生のみなさんが驚きだったのは、水道水は腐る。雨水は腐らないことです。

地表から蒸発した水分が雲となり、水滴になって雨が地上に降ってきます。雨水は、まさに蒸留水で、不純物がほとんどないのです。

土壌や池、沼など身のまわりにいる常在菌のレジオネラ属菌は、36℃前後の環境で増殖します。

10年、使用をつづけたシャワーヘッドやホースの内側には、菌が付着している可能性があります。定期的に交換すると、安心でしょう。

コロナ禍で、水害後、ほかの人と過ごす避難所ではなく、在宅避難を選ぶ人が多くなっているようです。

水害を考えた備蓄品は、1階が浸水しても使用可能なように、2階に置くとよいでしょう。

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